さて、Jimdo Expertは何の目的で設立されたのでしょうか。Jimdoというサービスは触ればわかりますが、Web制作のプロに頼まずともWebサイトが作れてしまうサービスです。

一見、Web制作者はもう要らないよ、というサービスにも見えるかもしれません。

私自身、それなりの期間をこの業界で過ごしていますが、どのようなサービスを使ったとしてもプロは必要だというのが結論です。その理由は２つ。

1. プロじゃないとできないクオリティがある

2. Web制作に割く時間があるなら、本業に時間をかけたほうが良い

Jimdoを提供しながら、矛盾してるんじゃないの？と感じるかもしれませんね。以下、理由を書きます。

1に関しては、素人がどうしても超えられない壁が存在します。自称プロを除き、本当のWeb制作のプロにはデザインセンスやサイト構成の設計能力など到底叶いません。これはツールがどれだけ進化したとしても、超えられない一線は存在するものです。真剣にやるのであれば、プロに頼むのが良いと思います。

2が最も大事な考え方だと思います。自社のWebを作る人は特にそうですが、自分の時間は一分でも多く本業に割いた方が良い。餅は餅屋に頼むべきだと思います。

実際に自分で作成すれば、財布からお金は出ていきません。よって、お金がかからないと考えられる方も多くいるでしょう。しかし、自分の時間はコストじゃないのでしょうか？

Web制作に一週間かかったとします。その時間を使って、本業を一歩でも前進できる可能性があると考えれば、Webサイト作成に割く時間はコストです。しかも、作って終わりではなく、今後の運営を考えると多くの時間を消費して行きます。それは本業ではないわけですから、プロがいるのであればプロに頼むのが最も効率的な判断でしょう。

とはいえ、Web制作者と発注者というのはどうにもこうにもトラブルがつきものです。騙された、なんて経験を持つ方もいるでしょう。その大半がコミュニケーションミスによるものですが、中には悪徳業者が存在するのも事実。

これらの状況から、当社がJimdoを使ってWeb制作を行うプロを認定するのが良いのではないか？との想いに至り、制度を作りました。

Jimdoを使ってWeb制作をされている方は全国に数多くいます。そのなかで何故この３社を選定したのか、その基準について書きたいと思います。選定基準は以下の２つです。

1. Jimdoの特徴をわかった上でWeb制作を行っているか

2. コミュニケーション能力はあるか、人として信頼できるか

最も重要視しているのが2です。前述のとおり、Web制作の受発注で一番トラブルになる点はコミュニケーションです。大抵が発注側の思い込みや勘違いが発端になるケースが多いものの、一方でWeb制作側にコミュニケーション能力が欠けていることも多々見受けられます。

認定の３社は、Jimdoをリリース以来、イベントなどを通じて頻繁にコミュニケーションをとってきました。

JimdoがJimdoとして公式に認定する以上、仮に技術力はあったとしてもその会社（人）に信頼がおけなければ認定することはできません。ある種看板を貸すことになりますので、Jimdoにとってリスクになります。

先日も「Jimdoをご利用いただきありがとうございます」と、あたかも当社のようなフリをして営業電話をする会社も出てきました。ユーザー数の増加に伴い、こういった事象は増えて行くことと予測されます。

信頼できるか否かは非常に曖昧、且つ指標化し辛いポイントですが、今後もJimdo Expert制度に登録するかどうかは、当社とのコミュニケーションのなかで当社が判断していく形式を取る予定です。

この人なら間違いない、という方以外は認定しないつもりです。

長々と書きましたが、そういった意味でも現在認定している３社に関しては甲乙付けがたく、信頼できる方々です。千葉１名、名古屋に２名と偏ってしまっているのは物理的に良くないかもしれませんが、サイト制作をプロに頼みたい方は是非Jimdo Expertに相談してみてください。

誤解されないように書きますと、Jimdo Expertに登録されていないWeb制作会社は信用できないのか？というと、当然そうではありません。その大半が当社と深く接点がないだけ、という状況です。

非常に効率の悪い認定方法ですが、少しずつ増えて行けばいいなと思っています。今後もJimdoの運営を通じてこの方は間違いない、という方にはJimdo Expertを依頼していく予定です。

少しでもJimdoユーザーにとってハッピーになる制度になればと思っていますので、是非ご活用ください。